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今、全身の疾患の原因と考えられている歯の健康が見直されています。
生涯元気に働くために、大切な歯の健康を考えませんか?

歯周病が原因で全身の病気?

まだ若いから歯周病にならない。
いいえ、10~20才代から初期症状があります。
年齢にかかわらず、お口の中が不衛生だとプラーク(歯垢)は増加します。

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※平成28年度歯科疾患実施調査(厚生労働省)

歯周病が原因で全身の病気?

歯周病は『お口だけの病気』ではなく、全身の病気と大きな関わりをもっていることがわかっています。

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30、40 代の 80%が歯周病

歯周病は、歯を支えている周りの歯茎や骨が細菌感染により、炎症を起こし溶かされてしまう病気のことです。別名「サイレントディジーズ」と呼ばれ、罹患していることに気づきにくいのが特徴です。人類史上最多の感染症としてギネスブックに収載されるほど罹患者が多く、日本人では 30、40 代で約80%、60代になると90%まで増加するといわれています。

初期症状は、歯磨き時の出血や歯茎の赤み·軽い腫れ程度です。痛みがないため、見逃してしまいやすく、この症状だけでは、歯科受診される方はほとんどいらっしゃいません。そのため、どんどん進行してしまい、自覚症状がでてきた頃には、抜歯を余儀なくされるケースも少なくありません。初期段階で、早期発見し治療することが非常に重要で、重症化する前に進行を食い止めることができます。定期健診や予防歯科治療を受けることで、防げる病気ですので、まずは、歯科医院での定期的な健診を受けて、詳しく検査をすることがとても大切です。

歯周病菌が動脈硬化に関わっている

脳血管障害は脳出血と脳梗塞の2 つに分類されます。
脳出血の原因は高血圧、脳梗塞においては動脈硬化が最大の危険因子とされています。
重症化した歯周病では歯の喪失が増え、その状態になると動脈硬化のリスクは高くなるといわれています。 歯周病に罹患していない方と重度の歯周病の方では、動脈硬化のリスクが2倍になるという調査結果もあります。
その原因として、歯周病の重症化により、歯が失われ咬み合わせの不良によって唄哨(そしゃく)が困難となり、野菜·果物·魚介類(ビタミン類、食物繊維、カルシウム、不飽和脂肪酸)の摂取不足となり、心疾患や脳血管障害になるリスクを高めてしまうと考えられています。

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70歳、1000名の調査結果から。リスクファクターを調査済み。

歯の残存数で変わる要介護リスク

日本では超高齢化社会が進んでおり、それに伴って要介護者の数も増加しています。厚生労働省のデータでは、2017 年の要介護認定者数は約 629万人といわれ、高齢者の5人に1人が介護を必要としています。介護が必要になるということは、本人が不自由な生活を余儀なくされるだけでなく、ご家族の生活にも影響を及ぼします。そのため、近年では健康で自立した生活を末長く送れるよう、医療機関でもさまざまな取り組みが行われています。
日本歯科医師会では「8020 運動」といって、80歳になっても 20 本の歯を残すことを目指した取り組みが行われています。 健健康で自立した生活を送るためには、より多くの歯を残し、バランスのよい食事をおいしく食べることが大切です。特に、要介護状態の原因となりやすい脳出血·脳梗塞などの「脳血管障害」や、「認知症」、「フレイル(衰弱)」などは、歯の健康と密接に関わっていることがわかっています。

予防歯科で生涯医療費の削減

予防歯科とは、歯の健康維持を目的とした「検査、管理、予防」を行うことです。
虫歯や歯周病を早期発見·早期治療を行い、歯を失う危険性を最大限防ぎ、自分の歯を生涯にわたって健康に末長く保つことができます。厚生労働省によれば、2010年の生涯医療費は1人あたり 2400万円で、その大半が歯や身体が衰え始める 60~80 代に使用されるといわれています。その衰えの第一段階が歯であり、歯の喪失から、食事がうまく摂れなくなり、糖尿病、 認知症や脳梗塞など全身の病気を引き起こす可能性があります。これらの治療には、莫大な医療費がかかることが予想されます。定期的に歯科医院で予防歯科治療を受けることで、生涯医療費が安くなるという報告もあり、将来への投資として定期的な予防歯科受診をおすすめします。生涯にわたって健康的な生活を送ることができるよう取り組みましょう。

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(注)2010年度の年齢階級別1人当たり国民医療費をもとに、平成22年完全生命表による定常人口を適用して推計したものである。

患者様用クラウドインターフェースの提供

各検査項目をクラウドサーバ上に保管し、患者様ご自身が確認できるツールを導入。検査結果確認だけでなく検査から導く個々のセルフメンテナンス活用(定期予防プログラム確認)、過去健診時の結果の観覧が可能となります。

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